リフレと金融政策(ベン・バーナンキ)

正直経済学は苦手だったのだが、いつまでも苦手がってもしょうがなかろう、と思いたち、http://bewaad.com/archives/themebased/reflationfaq.htmlなどを手がかりにWeb上の文書を読み進むうち、いつのまにかリフレ派に(あたりまえだ)。本も色々読んでみようと思い、とりあえず買ってみたのがこれ。著者は米大統領経済諮問委員会委員長で、次期FRB議長の有力候補の経済学者。インフレターゲティングを支持する理論家である。まださらっと読んだだけだが、結構読みやすい。日本の金融政策については、2003年5月に日本金融学会で行った講演に1章を割いている。その詳細はhttp://bewaad.com/archives/themebased/2004/comedycommons_workhorse.html#Aug0804bewaadさんが触れているのでそちらを。ところで、訳者のコラム「男子の本懐」にこうある。

多くの人は、命がけで何かに取り組むという彼らの姿勢に感動するだろう。しかし、<中略>為政者は、誤った政策でなく正しい政策に命がけで取り組むべきである。

誰の話かって?ライオン宰相の話です。もちろん浜口雄幸のことですよ。ええ。もちろん。