戦争請負会社と私戦

チラシの裏に書いたような私の疑問(id:randomreading:20050512#p4)をbewaadさんがトラックバックしてくださり(http://www.bewaad.com/20050514.html)、さらに議論を深めていただいた。恐縮。なるほど、「組織的」であることが必要なのか。また、同所でのLeoneedsさんのコメントによれば、日本政府が日本の戦争請負会社に発注するのは「私戦」にはあたらないのでは、とのこと。何らかの形で国の縛りがあれば私戦ではない、ということかな。ヴァレンシュタインみたいなのが暴れ回るような世界を想像してしまっていたが、彼もクライアントは帝国だから私戦ではない訳か。それはそうだ。土曜の映画のせいか、国の枠組みを離れた武装集団ということでテンプル騎士団もちょっと連想。
ちなみに、韓国では私戦の既遂、未遂に関しても規定がある。

第111条(外国に対する私戦)
1 外国に対して私戦した者は、1年以上の有期禁錮に処する。
2 前項の未遂犯は、処罰する。
3 第1項の罪を犯する目的で予備又は陰謀した者は、3年以下の禁錮又は500万ウォン以下の罰金に処する。ただし、その目的とした罪の実行に至る前に自首したときは、減軽又は免除する。<改正95・12・29>
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/9133/keihou2.html

日本の刑法を元に作られたのでは、と思われるが、なぜこのように規定ぶりに相違が生じたのか、更なる疑問が。そして、他の国、特に今回の件で関係する、英米キプロスにおける規定ぶりも気になったり。